機動戦士ガンダム
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第8話「戦場は荒野」
STORY画像 ホワイトベースはグレート・キャニオンを通過し、セント・アンジェに近づいていく。亡き夫の故郷がそこにあるというペルシアとコーリーの母子をはじめ、避難民の一部がそこで地上に降りたいと願い出た。それを口実にして、ブライトは追っ手のジオン公国軍へ一時休戦を申し出る。避難民を乗せたガンペリーは不時着を装って煙を吹き、密かにアムロのガンダム積んだまま地上へ降下することに成功した。ブライトの巧妙な作戦がスタートしたのだ。だが、偵察機ルッグンのバムロがペルシア母子を助けるために救命カプセルを投下しようと引き返してきた。発見されたガンダムはやむなくルッグンを撃墜。やがて休戦は終わり、カイのガンキャノンが地上へ降下して敵を引きつける。シャアが作戦に気づいたときには既に遅く、湖の背後からガンダムが挟撃するという作戦は成功した。あまりの失態に頭を抱えるガルマ。そしてペルシアに傷の手当てを受けたバムロは、彼女に事実を告げる。この荒野こそが、1年前までセント・アンジェのあった場所だと……。あまりのことに泣き崩れるペルシアであった。
第9話「翔べ! ガンダム」
STORY画像 たび重なる出撃に、アムロは心身ともに疲弊しきっていた。ささいな感情のすれ違いが積み重なり、ついに命令を拒絶して自室に閉じこもってしまうアムロ。一方、姉キシリアへの体面を気にしたガルマは、戦局を打開しようと自ら戦闘機ドップの編隊を率いて、ホワイトベース討伐に出ていた。苦戦を強いられるガンキャノンとガンタンク。ブライトは任務拒否するアムロに活を入れようと平手打ちをするが、かえってアムロを逆上させる結果を招き、互いに激しい口論となってしまう。だが、ブライトの発したシャアという名前に反応し、フラウ・ボゥの言葉で自分が男であることを自覚したアムロは、ついに奮起した。砲火の中へと出たガンダムは、アムロの操縦によってジャンプ力とロケットノズルを駆使して空中戦を開始した。混乱したドップを次々と撃墜したガンダムはガルマ機の翼を切り落とすが、深追いしようとしたところをミデア輸送機に制止された。連邦軍輸送部隊のマチルダ中尉がホワイトベースの補給に来たのであった。完全に孤立したわけではないと知ったアムロたちは、一時の安堵を覚えるのであった。
第10話「ガルマ散る」
STORY画像 ジオン公国軍が占領した北米大陸。接収されたニューヤーク市官邸では、政財界の要人を集めてパーティーが開催されていた。前市長エッシェンバッハの娘イセリナと、現地の恋をはぐくむガルマの姿を、シャアは冷ややかな目で見つめる。市内にホワイトベースが潜伏したと報告を受けたガルマは、将来を誓ったイセリナのためにもガウ攻撃空母で指揮をとり、絨緞爆撃でいぶり出そうと試みる。成果があがらず焦りをつのらせるガルマのためにと、シャアはザクによる地上攻撃を申し出て、ガンダムとの交戦を開始した。だが、それはシャアによる恐るべき陰謀の幕開けであった。雨天野球場に潜伏中の“木馬”を発見したシャアは、ガンダムが囮であると気づきながらガルマをその進路へと誘導する。ガウの背後から一斉砲火を浴びて驚愕するガルマ。シャアは高らかに笑いながら、これが謀殺であることを彼に告げた。執念でガウを“木馬”にぶつけようと試みたガルマだったが、途中で機体は無惨に爆破四散した。その悲報はイセリナとガルマの父デギン公王に衝撃を与える。新たな悲劇の幕があがろうとしていた……。
第11話「イセリナ、恋のあと」
STORY画像 ジオン公国の首都ズム・シティでは、ガルマの死を知ったザビ家の一族が前線から駆けつけ、集結していた。若き息子の死をただ悼むデギン公王に対し、あくまでこれを戦争に利用しようとするギレン総帥。一方、亡きガルマの執務室を訪問したイセリナは元部下のダロタ少尉に懇願し、ガウ攻撃空母によるホワイトベース追撃に同道することになった。ガンダムはガンキャノンとガウの翼に飛び乗って攻撃を開始し、封印を解いたビーム・ジャベリンで破壊する。しかし、シャアのルッグン偵察機による爆撃でホワイトベースは推力を失い、砂漠へ緊急着陸する事態に陥った。乱戦の中で活躍を続けるガンダムの姿を見たイセリナは、ガルマの死への怨みをこめてガウの操縦桿を握り、ガンダムにぶつけようと試みる。ガンダムは機能停止し、点検のために外に出たアムロにイセリナは銃口を向けた。自分が“仇”と呼ばれたことで衝撃を受けるアムロ。だが、彼女はトリガーを引くことなく息をひきとった。埋葬しながら、アムロは見ず知らずの人間に“仇”と呼ばれてしまう戦争の実相に悩むのであった。
第12話「ジオンの脅威」
STORY画像 ジオン公国ではギレン総帥がガルマの国葬を大々的に執り行おうとしていた。同時に歴戦の猛将ランバ・ラルが戦艦ザンジバルで地球へ降下する。その任務はホワイトベースの討伐だ。一方、アムロは神経をすり減らしてしまい、イセリナに“仇”と呼ばれたことを虚ろに回想する。ホワイトベースを発見したランバ・ラルは、同伴してきた女性ハモンに軽くキスをすると、新型モビルスーツ“グフ”に乗って地上へ出撃した。リュウに無理やりガンダムのコクピットに押し込まれたアムロは、ブライトの命令で強制的に戦場へ射出された。その虚脱状態は、突然襲いかかってきたグフのヒート・ロッドの衝撃で断ち切られる。ガルマの仇であるガンダムに対し、一騎討ちを仕掛けるランバ・ラル。ザクとの大きな性能差を見せつけたグフではあったが、援護射撃を受けたことでザンジバルに帰還し、一時後退した。帰還したアムロは、中継放送によってガルマの国葬とギレン・ザビの演説を目撃する。自分の戦うべき相手が個人や兵器ではなく、国家という巨大なものであることを知るアムロであった……。
第13話「再会、母よ…」
STORY画像 ホワイトベースは海岸に停泊し、クルーもつかの間の休息をとっていた。近くに故郷があるアムロは、コア・ファイターで立ち寄ろうとする。そこには宇宙暮らしを嫌い一人暮しを続ける母が待つはずだった。だが、自宅には荒れた連邦軍兵士が上がりこみ、周辺にも戦火の爪痕が深く刻みこまれていた。ようやく避難民キャンプで母と感動の再会を果たしたアムロは、見回りのジオン兵をやり過ごすため病人になりすます。一方、哨戒に出たリュウのコア・ファイターはジオン軍偵察機と交戦になり、ブライトはアムロへの緊急コールを命じた。だが、その呼出音はジオン兵の注意をアムロに引きつけさせてしまった。自己防衛のために、母ともみあうジオン兵をやむを得ず銃撃するアムロだったが、その行為は母に叱責されてしまった。断絶を感じたアムロはコア・ファイターでガンダムに空中換装し、ジオン軍の基地を徹底的に叩くが、それさえも単なる消耗戦にすぎなかった。戦いを終えて、ともに暮らそうという母の申し出を拒んだアムロは、仲間の待つホワイトベースへと戻っていくのだった……。
第14話「時間よ、とまれ」
STORY画像 パトロール部隊に所属するジオン軍のクワラン曹長たちは、連邦軍のモビルスーツを倒して手柄をたて、母国へ帰還しようと若手独自の作戦をたてていた。一方、補給を続けるマチルダ中尉は、連邦軍レビル将軍の意図をブライトに伝える。欧州の大作戦が控えているため、当面はデータ収集を兼ねて独自に動けという破格の指示だった。翌朝、パトロール網を超えようとしたマチルダのミデア輸送機は襲撃を受けた。護衛に出たガンダムのおかげでマチルダは脱出に成功するが、それはクワランたちの思うつぼだった。小型のワッパはガンダムに接近し、次々に爆弾を取りつけていく。シールドが爆発したことで仕掛けに気づいたアムロは帰投し、犠牲を最小限にするため、周囲が遠く見守る中で爆弾を解除しようと孤軍奮闘する。最後の爆弾はガンダムと地面の間にあった。時限装置が作動する寸前、見かねた仲間たちが飛び出して力を合わせてすべての爆弾を取り外すことに成功した。敵も必死だと知ったクワランたちは、現地人になりすましてその果敢な行動をしたクルーたちの顔を見に来るのであった。



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