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2015/08/04
『メカニックデザイナー 大河原邦男展 前夜祭スペシャル』開催レポート



2015年8月2日(日)新宿ロフトプラスワンにて、『メカニックデザイナー 大河原邦男展 前夜祭スペシャル』が開催されました。
司会の徳重さんとアニメーション研究家の五十嵐浩司さんが、全三部に渡って「メカニックデザイナー 大河原邦男展」の裏側や大河原邦男作品をとことん語り尽くしました。

 


新宿ロフトプラスワンに来るのは初めてという大河原さんが「皆さん、絶対上野に来てください!」と音頭をとると、会場の全員で盛大な乾杯のコールがあがりトークショーがスタート。

第一部のゲストはメカニックデザイナーの大河原邦男さんと、展覧会主催のアドシステム小野美智代さん。
本展は2013年に神戸で行われた「超・大河原邦男展」とはコンセプトや展示作品も多くが異なっており、前回訪れたことのある方も新しく楽しめる内容になっているとのことです。

「大河原先生は本当に『ファンが第一』の方です。今回ファンへの恩返しという意味を込めて描いて頂いたB2×6枚からなる屏風は本当に圧巻です。展示も500点近くありますので、1点1点しっかり見て頂きたいです。」
小野さんから展覧会にかける思いを語って頂くと、大河原さんからも

「小さい頃からガンダムなどを楽しんで下さっている方たちが、今では企業の中堅クラスになっております。最近はこのような方たちから、お仕事のお誘いを受けるようになってきており、アニメ以外でも色々な仕事をするチャンスが増えました。まじめなデザインだけでなく面白いものも多いので、ぜひそういうものも見て頂けたらと思います。」
と大河原邦男展の見所を紹介いただきました。

 


第二部のゲストは、タカラトミーの幸ひさしさんと、アニメーターの阿部宗孝さん。

勇者シリーズなど数多くの大河原デザインの玩具化に携わった幸さんは
「大河原さんのデザインは立体にしやすく、すぐ図面におとせるという点で本当に優れていました。『イラストはかっこよくても立体にすると何か違う』というデザインもある中で、大河原さんのデザインは嘘がなく、立体にしてもやっぱりかっこいい。とてもおもちゃにしやすかったです」と大絶賛。

マイトガインからガンダムビルドファイターズトライまでたくさんの作品に参加、活躍中の阿部さんは
「大河原さんのデザインはシンプルでわかりやすい。ザクやスコープドッグは、メカなのに目線が表現できるのは本当に画期的だと思います。表情が出るんですよね。スコープドッグも演出で映える要素がいっぱいあって魅力的です」と語りました。

スペシャル映像として、発売当時に放送していたダイターン3やトライダーG7など玩具のテレビCMが流れると、懐かしい映像に会場から歓声が上がる一幕もありました。

 


第三部のゲストは、多くの大河原作品の企画設定に関わっていたサンライズの井上幸一さんと、クリエイターの野中剛さん。
大河原さんの印象を問われると
「新人でまだよく分からないながらも、大河原さんがすごい人の一人という認識はありました。当時はTVアニメの仕事を週何本も抱えていて多忙を極める中、粛々と仕事をこなして上げていただいていました。とにかく達人ですね。」と井上さん。

以前バンダイで企画開発に携わっていた野中さんは
「勇者シリーズは敵だったのですが、マイトガインが出た時は「ああ、やられたなあ」と思いました。ダイノゾーンでは大河原先生にアイデアを足してリファインしていただいたのですが、大河原先生の手を通ることで、キャラクターとして一人前になる感じがありましたね。」と語りました。





最後に登壇ゲストのサイン入り豪華プレゼント抽選会が行われ、3時間半に渡るトークショーは終了に。
この日は限定コラボメニューの実施やこの前夜祭でしか配られないレアな小冊子「大河原邦男に聞いてみた」も配布され、入場者の方に大満足いただける一夜となりました。
8月8日(日)からの「メカニックデザイナー 大河原邦男展」をどうぞお楽しみに!!

当日のトークショーの様子は大河原邦男展特設サイトでも配信予定ですので、こちらもぜひチェックして下さい。
http://www.sankei.com/special/okawara/


2015/08/04
画業30周年!「メカニカルデザイン解体新書」発売記念 やまだたかひろさんトークショウ&サイン会レポート!



 2015年7月31日秋葉原の書泉ブックタワーにて「メカニカルデザイン解体新書」発売記念として、メカニカルデザイナーやまだたかひろさんのトークショウ&サイン会が開催。会場には平日の夜にも関わらずたくさんの方に訪れていただきました。
トークショウでは小林治さん、瀬川卓司さんと共に、やまださんのメカデザインに対する考え方、仕事の仕方など様々なトークで盛り上がりました。


やまださんは今年で画業30周年。
自身のこれまでの仕事をまとめた初の書籍が発売したことについて、「最初はドッキリなんじゃないかと思いました。」と笑顔で語るやまださん。

子ども向け作品を中心にメカデザインをすることが多かったやまださんは
「その時その時のこども達が楽しんでくれればそれで十分とは思いつつも、いつか、自分がやってきた仕事が何らかの形でまとまればいいなとは考えていました。今は本当に感無量の一言です。」
と書籍化への感謝の気持ちを述べました。

 

▲「作業中はよく音楽を聞いていますね。ライジンオーを描くときは『絶対無敵ライジンオー』のCDを聞いたり、頭の中をその作品のモードにして仕事をします。」


やまださんは時間があればいつも大好きなプラモデルを作っており、作業机にもたくさんのプラモデルが積まれているとのこと。
仕事場でずっと作っていると怒られますけどね(笑)」と笑うやまださんの作業机も今回の本の中に写真収録されておりますので、ぜひ確認してみて下さいね。

 


トークショウ後半では、会場を訪れた方からの質問にも答えて頂きました。
複数のデザイナーと仕事をする時のエピソードについて質問されると
「普段のデザインも監督だったり玩具メーカーの方だったり、色々な方の意見が反映されて出来上がっているので決して自分一人のデザインではないですよ。複数のデザイナーと仕事をする時もお互い助け合いつつ、影響を受けつつ作業します。」
そんな中でもデザイナー同士で一番はりあって描いていたのは「ゾンダーロボ」だったとの裏話もこぼれました。


もし今の技術で表現できるのであればどのメカを再表現したいか、という話では
「ぜひ歯車王をもう一度動かしたいです。当時、本当は歯車を回したかったのですが、監督に『駄目に決まってるじゃないか!』と(笑)。今CGで作って動かしてもらえるのなら、もっと歯車を増やして回したいですね。
当時、様々な制約でできなかったことというのは色々今でもくすぶっていますので、機会があったらぜひやってみたいなと思います。」

と今後への想いも語りました。




他にもたくさんの質問にお答えいただき、大盛り上がりの内にトークショウは終了。
トークショウの後は、訪れた方ひとりひとりのお名前を伺いつつ、著書にサインを入れて頂きました。


「メカニカルデザイン解体新書」は本書の為のオリジナルメカデザインや未発表画稿も多数収録し、作品のファンの方や、メカデザイナーを目指す方などたくさんの方にお楽しみいただける1冊です。どうぞじっくりとお楽しみください。
さらに、8月1日から発売中の大河原邦男新聞にインタビューも掲載されておりますので、やまださんのお話がもっと読みたい方はぜひこちらもチェックしてみてください!



2015/08/03
大河原邦男著『メカニックデザイナーの仕事論~ヤッターマン、ガンダムを描いた職人』(光文社新書)が発売!

 

40年以上、第一線で活躍してきたメカニックデザイナー・大河原邦男氏が、豊富なエピソードとともに自らの仕事の哲学や方法論を書き下ろす。第一人者によるプロフェッショナルの仕事論。汲めども尽きぬアイディアはどのように浮かぶのか? 長年、第一線で活躍できた秘密とは? 目次は以下の通り。


【目次】

まえがき

第1章 偶然始まったメカニックデザイナーの仕事

第2章 私が生み出したロボットたち~『機動戦士ガンダム』まで~

第3章 メカニックデザイナーになるまで

第4章 私が生み出したロボットたち~『機動戦士ガンダム』以降、1980年代~

第5章 私の仕事論

 1、メカニックデザイナーとは?

 2、デザイン論

 3、職人論

 4、営業論

 5、メカニックデザイナー志望者に向けてのささやかなアドバイス

第6章 私が生み出したロボットたち~1990年代以降~

第7章 人との出会い

あとがき

 

※アマゾンで予約が始まっています。:http://www.amazon.co.jp/

 

■メカニックデザイナーの仕事論~ヤッターマン、ガンダムを描いた職人

価格:740円(税抜)

サイズ:新書判

発売日:8月18日

仕様:4色口絵4ページ+本文216ページ 

ISBNコード:978-4334038748

発売・販売元:光文社
http://www.kobunsha.com/shelf/shinsho


2015/08/01
「大河原邦男新聞」が8月1日から先行発売!

 

数々のロボットデザインを手がけた、日本初のメカニックデザイナー、大河原邦男氏に迫るタブロイド新聞「大河原邦男新聞」が、8月1日から、一部の玩具店、書店、ガンダムカフェなどで順次、先行発売する。

同月8日から9月27日まで東京・上野の森美術館で開催される「メカニックデザイナー 大河原邦男展」に合わせたもので、期間中に会場やサンスポe-shopでも販売する。

大河原邦男氏の描き下ろしイラストを使った表紙=写真=や折り込みポスターは圧巻。4ページにわたる単独インタビュー、同展の見どころに加え、作品集、立体アイテム集と盛りだくさん。

このほか、川口名人とMAX渡辺氏によるモデラー対談や倉田光吾郎氏と吉崎航氏が語る巨大ロボ「クラタス」開発秘話、河森正治氏、やまだたかひろ氏ら大河原氏に影響を受けたメカデザイナー“証言”も読み応え十分だ。

問い合わせは、サンケイスポーツ販売部(電話03・3275・8849、平日10時~17時)まで。

販売店舗等詳細は下記特設サイトにてご確認ください。

 

■大河原邦男新聞

価格:500円(税込8%)
サイズ:タブロイド判
発売日:8月1日(土)
仕様:32ページ、オールカラー
発売・販売元:サンケイスポーツ

HPアドレス:http://www.sankei.com/special/okawara/

 


2015/07/29
メカニカルデザイナー・やまだたかひろ氏の初著書本が本日発売!


 

 

サンライズ作品でもお馴染みのメカニカルデザイナー&アニメーター・やまだたかひろ氏。
やまだ氏が手がけた『エルドランシリーズ』『バトルスピリッツシリーズ』などのアニメーション用設定資料や
『勇者エクスカイザー』『太陽の牙 ダグラム』などの玩具商品開発用設定資料をもとに、
氏のデザインに対する考え方やテクニックを解体!

完成に至るまでの膨大なラフやアイデアスケッチ、内部構造図、お蔵入りになったデザイン案などを多数掲載。
また変形ロボットの変形の仕組みや、アニメーションデザインと玩具デザインの考え方、描き方の違いなども解説します。
本書用に描き下ろしたオリジナルメカニックキャラクターも収録した永久保存版の1冊です!

 

■メカニカルデザイン解体新書

価格:2,200円+税(税込2,376円)

サイズ:285×210mm(A4変形判)

発売日:2015年7月29日

仕様:176ページ

発売・販売元:玄光社
http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=8593

 


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