2020/02/07
ペンライト「トミノインパクトブレード ―生と死、そして愛―」発売決定!2/23より「富野由悠季の世界」会場にて!

島根県立石見美術館にて好評開催中の展覧会「富野由悠季の世界」では、2月23日(日)より新グッズ「トミノインパクトブレード ―生と死、そして愛―」の発売が決定しました!価格は3,900円(税抜)。
「トミノインパクトブレード」は、富野監督作品の印象的なシーンをセレクトしたペンライトで、様々なライブや応援上映に対応できる14色のカラーチェンジが可能。ぜひとも手に入れて、翌日会場で開催されるトークショー&ライブ「井荻 麟の世界」を盛り上げましょう!
なお、本展覧会の島根県立石見美術館での会期は3月23日(月)まで。会場では、プラモデル製作実演「ガンプラをカッコよく仕上げよう!」や、劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」特別上映会&富野由悠季監督によるアフタートークなど、様々な関連プログラムも実施予定となっているので、ぜひともお楽しみに。
トミノインパクトブレード ―生と死、そして愛―
価格:3,900円(税抜)
発売日:2020年2月23日(日)
衝撃の大閃光ブレードが登場!
その副題の通り、富野監督作品の印象的なシーンをセレクトしたペンライトです。
様々なライブや応援上映に対応できる14色のカラーチェンジで、富野ワールド、そして井荻 麟の世界を盛り上げよう!


⇒島根県立岩見美術館 富野由悠季の世界 特設サイト
■島根県立石見美術館 富野由悠季の世界
[会期]前期:2020年1月11日(土)~2月17日(月) 後期:2月19日(水)~3月23日(月)
[開館時間]10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
[休館日]火曜日(2月11日は開館)、2月12日
[会場]展示室D・C
[美術館公式サイト]http://www.grandtoit.jp/museum/
>> 展覧会「富野由悠季の世界」
>> 島根県芸術文化センター 「グラントワ」
2020/02/07
「機動戦士ガンダム 劇場版三部作 4KリマスターBOX」6/24発売決定!音声はシリーズ初のドルビーアトモス![4/22更新]
【4/22追記】
本記事の商品3点の発売は延期となりました。詳しくはこちらのニュースをご覧ください。

『機動戦士ガンダム』劇場版三部作の4KリマスターBOXが、6月24日(水)に発売されることが決定しました!
4KリマスターBOXは、4K ULTRA HD Blu-rayとBlu-ray Discからなる6枚組の特装限定版。映像は待望の4Kリマスター化されているほか、音声はガンダムシリーズ初となる「ドルビーアトモス」を採用し、家庭でも大迫力の映像・音声が体感可能です!
特典として、スタッフ陣の撮り下ろしインタビューを収録したドキュメントコレクション(100p予定)が封入されるほか、「オリジナル特報4Kver.」と「予告編4Kver.」も収録。また、特製収納BOX仕様となっています。価格は30,000円(税抜)です。
さらに、本商品を対象店舗にて購入すると、法人共通特典として「機動戦士ガンダム 4Kリマスターシリーズ収納BOX」をプレゼント。この収納BOXには、「機動戦士ガンダム 劇場版三部作 4KリマスターBOX」に加え、2018年に期間限定版として発売された「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 4KリマスターBOX」と「機動戦士ガンダムF91 4KリマスターBOX」の3タイトルを収納できます。
デザインは、商品ごと・対象店舗グループに応じて異なる全2種。なくなり次第終了となりますので、ご予約はお早めに!
詳細は特設サイトをご覧ください。
>> バンダイナムコアーツ
2020/01/31
背景色がゴールドの特別版!ガンダムデザインの「マンホールカード」いなぎ発信基地ペアテラスで3/9から配布!

ガンダムのマンホール蓋がデザインされた「マンホールカード特別版」が、3月9日(月)から、東京・稲城市の「いなぎ発信基地ペアテラス」で配布されることが決定しました!
マンホールカードは、下水道広報プラットフォーム(GKP)と全国の地方公共団体が発行するコレクションカード。世界に誇る文化物である日本のマンホール蓋を人々へ楽しく伝えるとともに、下水道への理解・関心を深めることを目的としています。
今回発行される「マンホールカード特別版」は、東京都が区市町村と連携し設置に取り組んでいる、アニメ・マンガ・ご当地キャラクターなどを活用したデザインマンホール蓋がカードとなったもので、通常発行されているマンホールカードと異なり、背景色がゴールドとなっています。
稲城市へ足を運んだ際は、ぜひ手に入れてください!
なお、稲城市では、3月13日(金)まで「デザインマンホールフォトラリー」を開催中です。こちらもお見逃しなく。詳細は稲城市ホームページのデザインマンホール蓋ページをご覧ください。
>> 稲城市ホームページ
>> 東京都公式ホームページ
>> 下水道広報プラットホーム
2020/01/15
「富野由悠季の世界」展島根会場開幕記念イベント「元気のGはグラントワのG!富野由悠季×山根公利、島根で語る」トークショーレポート!

1月11日(土)より島根県立石見美術館で好評開催中の「富野由悠季の世界」巡回展。
その初日を飾る記念イベントとして「元気のGはグラントワのG!富野由悠季×山根公利、島根で語る」が行われました。
イベントには、富野由悠季監督と『OVERMAN キングゲイナー』、『Gのレコンギスタ』等に参加したメカデザイナー・山根公利さんが登壇し、島根という土地が生み出すデザインやクリエイションについて、語りました。

アニメーション制作会社の多い東京都を離れ、現在は地元である島根県に住む山根さん。
富野監督は山根さんの描く線の確かさと独創性は、個人的な能力だけではなく、土地の力="地力"(じりき)が土壌になっているとし、
「人間というのは体の中に地域、土地の力を反映させている部分があるんだろう。生まれたときから持たされていたとか、育っていく上で身につけた空気感、地域でのものの考え方を、好き嫌い関係なく体に身に付けているものなんだろうと思います。それが東京に出てきたために削ぎ落とされて、才能だけで仕事をする人をいっぱい見てきた。能力がフラットになってクリエイティビティが無くなっていく」と実際の経験を語ると、
山根さんも「1990年代の終わり頃にアニメの企画もオリジナリティを失ってきて、周囲もマンネリになっていた印象があったんです。"地力"を一度確認するために島根に戻ってみるという選択肢もありかな、と思ったんです。もう一つはインターネット、メールの普及ですね。科学技術を利用するのもメカデザイナーの役目ではないかと思いまして」
と、"地力"の存在を語りました。
メカをデザインする過程で、富野監督と山根さんは、ほとんど打ち合わせをしないとの事。
富野監督は、
「山根さん相手にはラフも出さないで、お願いすると勝手に送られてくる。細かいリテークは出しません。出せないんです。山根ラインの持っているメカの雰囲気は固有なものがあるので、うかつな線の改変は要求できないんです。
山根デザインには、東京慣れした、その時の流行りを取り込んでニュートラルに描いた感じが無いんです。全直しかOKかしか無い。
島根という所は世界中でもここしかない。絶対的に固有なものです。小賢しい知恵を持った人は国をかなぐり捨てるんですが、その瞬間、無国籍人になってしまうくらい固有なものを無くしてしまう。
皆さんは土着性をマイナスに捕らえていただきたくない。それぞれの土地に固有の匂いを作品に封じ込めていく努力をしていただきたい」
と、その土地で育まれる感性の重要性を語りました。
そして山根さんは、自身と同じく島根県出身の石見美術館の澄川喜一館長とのエピソードを紹介。
「澄川さんはスカイツリーのデザインなど『反り』を得意とされています。
その『反り』のセンスが好きでお話できて光栄だったのですが、『カウボーイビバップ』のソードフィッシュIIをご覧になって、『感性が似ている』と褒めていただいて嬉しかったです。ルーツを考えた時に、石見には、たたら製鉄の文化があるので刀の『反り』に根源的な何かがあるのかなと」と言うと、富野監督も「それは絶対ある」と太鼓判を押していました。
続いて話題は、現在劇場版が公開中の『Gのレコンギスタ』へ。
「今の『ガンダム』で誤解されている事を解き明かしていくために、作らなくてはいけない!と思って作りました。なので『ガンダム』のつもりで観た人には理解不能と言われました。
ものの表現というのは、根本的な所で何を押さえているのか、何を考えているのか、を見抜く能力が鑑賞者にも必要になってくる。だけれども、アニメに理解力は必要なのか?というと基本的には不要で、観て楽しければ良いのであって、その上で気になることは思い出して欲しいな、という作り方をしています。
『機動戦士ガンダム』は、アニメでもちょっとだけ本物っぽい話が作れるかもしれない、という事だけでやった。『ガンダム』の時代は終わって、アニメも新しい時代に入ってきて、"地力"のついたメッセージを持った作品を作らなければと思っています」
と、『G-レコ』を新しいアニメとして制作している意気込みを語りました。
展覧会「富野由悠季の世界」の島根県立石見美術館での会期は、3月23日(月)まで。
今回のトークショーの他にも様々なイベントがありますので、ぜひともお越し下さい!

▲山根さんがデザインした中で印象に残っているメカは?という質問に山根さんは『OVERMAN キングゲイナー』の「バッハクロン」が気に入っていると回答。
「シルエット・マンモス」という言葉からマンモスをイメージしたデザインに、「全体を囲むラインの強固さが見事に一つの形を作っているなと思います。使用用途がはっきり分かる」と富野監督。

▲今回の対談のために山根さん自ら3日ほどかけて制作してきた「アディゴ(『伝説巨神イデオン』)」のジオラマ!
「アディゴ」は富野監督自身ががラフデザインを描いています。
「完成度が高くてコクピットの位置が絶妙。機首の先端に人が乗っているので、メカの巨大感をひと目で演出しているデザイン」 と山根さん。
▲島根会場の物販コーナーでは、地元の老舗和菓子店「三松堂」とのコラボ商品で、シャア専用焼印が押された「シャア専用源氏小巻」が販売されています。数量限定!
2020/01/10
1月11日(土)より島根県立石見美術館巡回展スタート!「富野由悠季の世界」開会式レポート

『機動戦士ガンダム』、『Gのレコンギスタ』などの「ガンダム」シリーズの他、『伝説巨神イデオン』、『聖戦士ダンバイン』といった数多くのオリジナルアニメーションの総監督を務め、国内外のアニメシーンに多大な影響を与えた富野由悠季監督のこれまでの仕事を回顧、検証する展覧会「富野由悠季の世界」。
島根県立石見美術館での巡回展が、明日1月11日(土)よりスタートします。





会場では55年に渡る仕事を回顧すべく、各作品の特質が分かる富野監督直筆の絵コンテや、共に仕事をしたクリエイター達のデザイン画、原画、セル画などを多数展示。



島根会場では他の会場では展示されない資料も特別公開されます。
展覧会の関連イベントとして2月に開催されるトークショー&ライブ「井荻麟の世界」にあわせて、展示でも作詞家「井荻 麟」にクローズアップし、直筆原稿を展示。「哀 戦士」では最終稿だけではなく第3稿も展示しているので推敲の過程が見られます。
また、島根県在住のメカデザイナー・山根公利さんの『OVERMAN キングゲイナー』『リング・オブ・ガンダム』『Gのレコンギスタ』のメカデザイン画を展示。こちらも完成稿に至るまでの過程を見ることが出来ます。
さらに、山根さん自ら制作したプラモデルも登場します!

開幕前日となる本日1月10日(金)には、開会式を実施。
富野由悠季監督、山本浩章 益田市長、島根県立石見美術館 澄川喜一館長、島根県立石見美術館 川西由里学芸員が登壇し、挨拶をしました。

益田市 山本浩章市長
島根県立石見美術館は常にユニークな企画展を開催しておりますが、とりわけ興味深い企画展となっております。子供の頃に観たアニメの主人公がそのまま出てくるような企画展ですので、ぜひ全国からたくさんの方々に来て欲しいです。
全国で6箇所開催する中で色々とテーマごとに展示もされる事になっておりますので、この後どういった編成で会場を飾っていくのかも興味津々です。

島根県立石見美術館 澄川喜一館長
出品されている作品が約3,000点あります。とても1回では見きれないびっくりするような展示です。3回くらいおいでいただいて…楽しんで、親しんでいただければと思います。

富野由悠季監督
今回の展示を見せてもらってびっくりする事がありました。
展示されているものは(福岡会場・兵庫会場と)ほとんど同じなんです。しかし3館とも富野由悠季の世界の触れ方が全然違います。それぞれの美術館の持っている力とそれぞれの学芸員の方たちのインテリジェンスのありようがこういう風に現れる。
意味を読み取ってくれている子どもたちが、次のクリエイティブな作業をやってくれる機会になってくれるんじゃないかと思いました。
今回の展示では初めて具体的にトミノワールドの質量が見えた驚きを感じました。塊が見えました。展示に協力してくれた色んな人たちのざわめきみたいなのが形に、塊になっている。
2回目来なくても構いません(笑)が、質量に引っかかった子たちはきっと見に来るだろうと思います。
つまり、この後3館はもっと頑張れと(笑)。でも恐らくそれは大丈夫かと思うのは、これまでの3館もそれぞれ地方色、地面の力があって魅せていくものがあるだろうと感じたからです。今回を契機に追っかけて見ていただけると勉強になると思います。

担当学芸員 川西由里学芸員
富野監督の作品は単に楽しいだけではなく、美術の様々なアーティストや宇宙開発に携わる方の中には自分の道を志すきっかけを、監督の作品から貰ったという方も多いと思います。
私も環境、食料、戦争の事を自然に考えるきっかけを子供心にいただいたように思っておりますので、これからの子どもたちにも見ていただきたいと思います。
監督は2回目は来なくていいとおっしゃってましたけども(笑)少し展示替えがございますので、前期・後期とお越し下さい。
島根県立石見美術館での会期は、3月23日(月)まで。トークショー&ライブ「井荻麟の世界」のほか、劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」特別上映会&富野由悠季監督によるアフタートークなど、様々なイベントも実施予定となっていますので、ぜひお越し下さい。
展覧会はその後、青森、富山、静岡を巡回します。
■島根県立石見美術館 富野由悠季の世界
[会期]前期:2020年1月11日(土)~2月17日(月) 後期:2月19日(水)~3月23日(月)
[開館時間]10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
[休館日]火曜日(2月11日は開館)、2月12日
[会場]展示室D・C
[美術館公式サイト]http://www.grandtoit.jp/museum/
>> 展覧会「富野由悠季の世界」
>> 島根県芸術文化センター 「グラントワ」